

古く傷んだ美術品の修復から、新しい掛軸額装品まで
創業61年 現代から後世へ、やすらぎの心を伝えます
一つ一つ、真摯に美術品に向き合ってまいりました。
古く傷んでしまった大切な美術作品につきましては、経験豊富な職人が一点一点丁寧に修復を行っております。掛け軸や屏風の修復はもちろん、経年劣化による傷みやシミ、破れなどにも対応し、本来の美しさを引き出します。掛け軸や屏風の製造も手がけており、伝統技術を活かした高品質な仕上がりをご提供しております。
また、デパートの美術画廊売り場などで取り扱われている掛け軸をはじめ、日本画や伝統工芸品を専門的に扱い、販売をしております。

この機会に、古い物を見直しましょう。
毎年お正月に必ず飾る鶴の掛軸の紐が切れそう。
軸先がぐらぐらしている。
客間の「一期一会」の欄間額の和紙のところが染みだらけ。
このような経験は御座いませんか?
是非、ご相談ください。
放置による劣化リスクと早期修復の重要性
劣化した状態にしておくと以下のようなリスクが段階的に進行します。
・虫食いによる欠損や穴あき
・湿気による紙の変質やカビの発生
・色ムラやにじみによる美観の低下
・繊維の劣化による再生困難化
◆表装されていない(裸の作品)
表装されていない状態の作品は外気に直接触れるため、虫やホコリの影響を受けやすくなります。押し入れや収納内で長期間保管されている場合、湿気がこもりやすく、カビや変質の原因になります。
◆表装が折れている・破れている
表装の折れや破れを放置すると、損傷部分からさらに劣化が広がり、紙の繊維自体が弱くなっていきます。開閉や湿度変化によって深くなり、修復時に補強範囲が広がる原因になります。その結果、自然な再生が難しくなり、仕上がりにも影響を及ぼす可能性があります。
◆表装にシミや汚れがある
シミや汚れは時間の経過とともに紙の繊維内部に浸透して落ちにくくなり、色ムラやにじみの原因にもなります。早めに適切な処置を行うことで、美しい状態へ回復しやすくなり、対応時期によって仕上がりが大きく変わります。
~ 石原商店の強み ~
掛軸や書画の修復・製造は、素材や状態を見極めたうえで適切な判断を行うことが重要です。当店では、長年培ってきた技術をもとに、修復から製造まで一貫した対応を行い、作品の価値と保存性を両立させています。見た目を整えるだけでなく、「どのように残すか」という視点で最適な方法をご提案します。
1.創業61年の技術継承と一貫対応
創業以来、掛軸や書画の修復・表装・製造に携わってきた技術を継承し、現在も一貫した体制で対応しています。外注に依存せず、作品の状態確認から仕上げまでを自社内で行うことで、細かな変化にも対応できるのが特徴です。
・状態確認(紙質・劣化・損傷の把握)
・修復方針の決定
・分解・洗い・裏打ち
・再表装・仕上げ
工程ごとに担当が分断されないため、作業中の判断修正や細部調整が可能となり、仕上がりの精度を高めています。
2.美術画廊レベルの取り扱い品質
取り扱う作品は、一般的な掛軸だけでなく、画廊で流通する作品や作家による書画にも対応しています。そのため、見た目の修復だけでなく、作品としての価値や風合いを損なわないことを前提とした作業が求められます。
・素材に応じた処置(和紙・絹本など)
・色味や風合いの維持を重視した洗い・補修
・過度な補強や加工を避ける判断
単に「きれいにする」のではなく、作品本来の状態に近づけることを重視し、取り扱いには十分な配慮を行っています。
3.状態に応じた最適な修復判断
すべての掛軸に対して同じ修復を行うのではなく、状態や目的に応じて最適な方法を選定します。当店では「修復すること」自体を目的とせず、作品の保存と価値維持を基準に判断しています。
・修復により風合いを損なう可能性がある場合は事前に説明
・最小限の補修で済む場合は過度な施工を行わない
・全体修復が必要な場合のみ分解・再表装を実施
例えば、経年の風合いが価値となっている作品については、無理に新しく見せるのではなく、その状態を活かす提案を行います。このように、状態・目的・価値のバランスを見極めた判断を徹底しています。




~ 掛軸・美術品の販売 ~
掛軸や書画をはじめとした美術品の販売も行っており、用途や空間に合わせた選定が可能です。単に作品を販売するのではなく、飾り方や保管方法も含めて提案します。
・掛軸・絵画(季節物・常設用など)
・裂地・和紙(表装用素材の選定)
・表装材料(修復・新調に使用)
・画廊取扱作品(品質管理された作品)
例えば、客間や和室での使用を想定した場合は、湿気や光の影響も考慮した素材選びが重要になります。使用環境に応じた提案により、長く楽しめる状態を保ちます。

~ 掛軸修復(表装・仕立て直し) ~
掛軸の修復は、単なる補修ではなく、作品本来の状態を見極めたうえで工程を組み立てる必要があります。劣化状況に応じて、以下のような作業を段階的に行います。
・状態確認(シミ・破れ・虫食い・紙の強度を確認)
・分解(表装を一度すべて解体)
・洗い(全体または部分的に汚れを除去)
・しみ抜き(繊維内部に浸透した汚れへの処置)
・裏打ち(和紙で補強し強度を回復)
・虫食い補修(欠損部分の補填)
・折れ・シワ修正(繊維を整え平滑に戻す)
・再表装(裂地を用いて仕立て直し)
劣化の進行度によって、どこまで手を加えるかの判断が重要となり、必要以上の加工を避けながら、保存性を高める修復を行います。



六地蔵(仕立て後)






~ 掛軸・屏風の製造・誂え ~
新たに掛軸や屏風を制作する場合、作品のサイズや用途に応じた設計が必要です。既存作品の仕立て直しだけでなく、ゼロからの誂えにも対応しています。
・掛軸新調(作品に合わせた新規表装)
・額装制作(保存と展示を両立)
・屏風製造(用途・設置場所に応じた構造設計)
製造工程は以下の通りです。
・作品確認(サイズ・紙質・状態の把握)
・裂地選定(色・質感・用途に応じて選定)
・裏打ち(強度を持たせる下地処理)
・仕立て(全体構成の組み立て)
・最終仕上げ(バランス・張りの調整)
使用環境(和室・床の間・収納)を踏まえた設計により、見た目だけでなく耐久性にも配慮した仕上がりになります。

~ 修復事例 ~
修復内容や劣化の程度によって費用や期間は異なります。
・シミ除去+裏打ち
・軸先交換
・全体修復(分解〜再表装)
掲載内容としては、以下の情報を明示することで、作業内容の透明性を高めています。
・Before / After写真(修復前後の状態比較)
・作業内容(実施した工程の詳細)
・修復期間(お預かりから納品までの目安)
同じ「シミ」や「破れ」であっても、範囲や素材、劣化の進行度によって工程は変わります。そのため、事前に状態を確認し、最適な修復内容をご提案いたします。



川崎市中原区で掛軸修復が必要とされる地域特性
都市部住宅における保管環境と湿気リスク
川崎市中原区のような都市部では、収納環境や生活習慣により掛軸の保存状態が悪化しやすい特徴があります。特に以下の条件が重なると劣化が進行しやすくなります。
・マンション保管による湿気
気密性の高い建物では空気の循環が少なく、室内に湿気が滞留しやすくなります。掛軸内部の和紙や糊が湿気を吸収し、シミや波打ちの原因となります。
・押し入れ内の通気不足
長期間収納された状態では空気の入れ替えが行われず、湿気がこもりやすくなります。特に梅雨時期や夏場は裏打ち部分から劣化が進行します。
・カビ・紙劣化
湿気と温度が重なることでカビが発生しやすくなり、紙の繊維が弱くなります。放置すると内部まで広がり、修復工程が増える原因となります。
このような環境下では、以下のような早期対応が重要です。
また、都市部特有の環境を理解し、適切なタイミングで対応することが、掛軸を長く保つポイントです。

よくある質問

~ 会社概要 ~
2月5日 旧住所から現住所へ移転致しました。




